

骨粗鬆症


骨粗鬆症とは?
- 骨の密度(骨量)が減って骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気
- 転んだり、軽い力でも骨折したりする事がある(いつのまにか骨折)
- 特に閉経後の女性や高齢者に多いが男性にも起こる
- 背骨(脊椎)、大腿骨の付け根、手首などに骨折が起こりやすい
- 骨折をきっかけに寝たきりや要介護状態になることがあるので、骨折が起こる前に予防に努める事が大事
主な疾患

- 初期は無症状
- 転倒や軽い衝撃で骨折
- 背中や腰が痛む
- 身長が縮む(背骨の圧迫骨折)
- 背中が曲がる(円背)
診断
- 骨密度検査
(DXA法)
- X線撮影
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圧迫骨折の有無、骨構造の変化を確認
- 血液・尿検査
-
- 骨代謝マーカー(骨形成: BAP、P1NP/骨吸収; TRACP-5b, NTxなど)
- 血中ビタミンDやカルシウム、リンの状態
- 二次性骨粗鬆症の原因検索(甲状腺、副甲状腺、腎・肝機能他)
治療
- 治療の目的
-
- 骨折を防ぐ
- 骨密度を維持・改善する
- 骨質(骨の強さ)を保つ
- 転倒を予防する
- 生活の質(QOL)を維持する
- 薬物療法
(骨折予防の中心) -
- 骨吸収抑制薬
(骨が壊れるのを防ぐ) -
- ビスフォスフォネート製剤
- デノスマブ(抗RANKL抗体):6ヶ月に一回皮下注射
- SERM(選択的エストロゲン受容体調整薬):ラロキシフェン
- 骨形成促進薬
(骨を新しく作る) -
- テリパラチド(副甲状腺ホルモン製剤):毎日/週1回・2回皮下注射
- ロモソズマブ(抗スクレロスチン抗体):月1回皮下注射
- その他
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- 活性型ビタミンD3製剤
- カルシウム製剤
- マグネシウム・ビタミンKも重要
- 骨吸収抑制薬
- 生活習慣の改善
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- 運動
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- ウォーキング
- 筋力トレーニング
- バランス運動(転倒予防)
- 食事
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- カルシウム:牛乳、チーズ、小魚、緑黄色野菜
- ビタミンD:魚、きのこ類、日光浴
- ビタミンK:納豆、緑黄色野菜
- その他
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- 禁煙・過度な飲酒の制限
治療の継続が大切
- 骨粗鬆症は長期的に進行する慢性疾患
- 数か月~数年単位で治療効果を評価
- 骨密度だけでなく骨折の有無で治療効果を判断

執筆者
ひらまつ整形外科
難波ひざスポーツ
クリニック 院長
平松 久仁彦
(ひらまつ くにひこ)- 医学博士
- 日本整形外科学会 整形外科専門医・指導医
- 日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
- 日本医師会臨床研修指導医
- 日本膝関節学会評議員
- 医学博士
- 日本整形外科学会 整形外科専門医・指導医
- 日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
- 日本医師会臨床研修指導医
- 日本膝関節学会評議員