

関節リウマチ






関節リウマチは、関節の内側に滑膜という組織が炎症を起こし(関節炎)、関節の痛みや腫れをおこし、いずれは関節破壊をきたす病気です。原因はまだはっきりとはわかっていませんが、自己免疫疾患(膠原病)の一つです。
近年は治療法が発達し、関節破壊をきたす患者様は少なくなってきました。病気の進行を抑えるためには早期発見・早期治療が大事とされています。
以下のような症状・病気にお悩みの方は一度ご相談ください。
症状
- 朝起きたときに関節がこわばり、30分以上動かしづらい(朝のこわばり)
- 手指や手首、足指の関節が左右対称に腫れて痛む
- 複数の関節が腫れている
- 関節が腫れて温かく感じることがある
- 疲れやすい、微熱が続く
診断
- 診察
- 腫れや痛みのある関節の数・場所を確認
- 画像検査
- X線検査:関節の隙間の評価、骨の破壊を確認
エコー検査:早期の炎症の評価
MRI検査:早期の炎症や骨びらんの評価
- 血液検査
- リウマトイド因子(RF)、抗CCP抗体、MMP3、CRPなどの値を調べます。
治療
- 薬物療法
-
関節破壊を防ぐため、早期治療開始が重要です。
- 抗リウマチ薬(DMARDs)が第一選択
- 生物学的製剤やJAK阻害薬:DMARDsの効果が不十分な場合に追加
- 消炎鎮痛薬(NSAIDs):痛みや炎症の緩和
- ステロイド:炎症が強い時に短期間使用
- リハビリ
テーション - 関節可動域を保ち、筋力を維持。
日常生活動作(ADL)の維持のためにもリハビリテーションは有効です。
- 装具療法
- ADLの維持
- 手術療法
- 関節破壊が進行してしまってADLの支障がある場合には手術療法の適応になります。
手術としては滑膜切除術・人工関節置換術・関節固定術などがあります。

執筆者
ひらまつ整形外科
難波ひざスポーツ
クリニック 院長
平松 久仁彦
(ひらまつ くにひこ)- 医学博士
- 日本整形外科学会 整形外科専門医・指導医
- 日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
- 日本医師会臨床研修指導医
- 日本膝関節学会評議員
- 医学博士
- 日本整形外科学会 整形外科専門医・指導医
- 日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
- 日本医師会臨床研修指導医
- 日本膝関節学会評議員